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2014年トレンド調味料
2014年11月28日
2014年も残すところあと1か月となりました。
毎年この時期になると1年を振り返り、
流行した言葉やトレンド、そして来年のトレンド予測などが
メディアで取り上げられます。
今年の食の分野、特に調味料分野で注目されたひとつとして
「塩レモン」がありました。
※2013年は塩こうじが流行。
塩レモンって?
塩レモンはその名の通り、塩にレモンを漬けこんだシンプルな調味料です。
レモンを丸ごと漬け込むので、皮まで無駄なく使えることや、
幅広い料理と相性がよいこと、
また自宅で簡単に仕込める調味料として、手作り&手軽さが人気を後押しし、
塩レモン調味料を使った多くの書籍が出版されたり、
メディアでも多く取り上げられたりと、一躍話題の調味料となりました。
「塩レモン」はレモンの種類や味、また塩加減、
また発酵具合によっても塩味がまろやかになったり、
レモンの皮の苦みが強くなったりと、
作るたびに新しい発見があり、作る工程も毎回楽しめる調味料です。
その人、その家庭それぞれのオリジナルで、自分の好きな味を作り出して
楽しめるこの自家製調味料は、肉・魚・野菜と幅広いメニューと相性が
よいのでとても重宝される調味料として今年1年大活躍しました。
しょうゆを使っている料理全般と相性がよい、とも言われていますので
日本人にはとても使いやすい調味料なのでしょう。
仕込んでからだいたい1か月程度で食べられるようになりますので
今から仕込めば年内に塩レモンを堪能できそうですね。
モロッコ発 発酵調味料
塩レモンのふるさとは、実はモロッコです。
モロッコ料理には、世界最小のパスタと呼ばれるクスクスや、
独特な三角帽子のタジン鍋などがあります。
モロッコ料理の特徴のひとつとしては、
スパイスがたっぷりと使われていることがあげられます。
シナモン、クミン、パプリカ、ターメリックなど複数の香辛料が使われることが多いそうです。
ただ、とうがらしはあまり使われていないので、
辛味はなく日本人にも食べやすい味で馴染みやすい料理が多いとされています。
そんなモロッコの発酵調味料として、
日本のしょうゆや味噌のようなポピュラー調味料として使われているのが
「塩レモン」。
昔はどの家庭でも自家製塩レモンを漬けこんでいたようですが
最近では市場で漬物のようにして売っているので、
その日に使う分だけ購入する、という。スタイルに変わっているようです。
世界にはまだまだ日本では知られていない調味料や食文化がたくさん!
塩レモンのように、日本の食文化と相性のよい調味料は
世界にたくさん眠っているかもしれませんね。
年末年始に海外旅行にお出かけする方は、現地の調味料を
要チェック!!
来年のトレンドは?
2015年はどんな食品・食材がトレンドとなるでしょうか。
色々な媒体で2015年トレンド予測なるものを出していますが
「健効系フード」…食品の効き目(効果・効能)を訴求した食品
「遺伝子診断サプリ」…遺伝子レベルで自分に合ったサプリをチョイス
「台湾スイーツ」…アメリカの次は台湾?
等々、面白い予測がたくさんです。
来年のトレンドにも注目です!