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スポーツジムでの特定保健指導業務
2014年07月23日
派遣スタッフMさん(29歳):経歴
平成16年 管理栄養士免許 取得
平成16年~現在
健診センターにて人間ドッグ後の栄養相談と保健指導業務に従事
並行して空いている時間に(株)セフティライフの仕事を受ける。
スポーツジムでの特定保健指導業務
○仕事内容について教えて下さい
この4月から始まる特定保健指導のモデル事業という事で、大手スポーツジムさんが
市から委託されて業務を請け負うというもので、その中の管理栄養士が担当する
保健指導業務(グループ支援)に携わっています。
1回のグループ支援は血圧測定などから始まり、保健指導、運動指導の流れで約3時間ぐらいを
午前と午後のグループに分けて行っていますので、今の仕事と両立して空いている時間に
調整して仕事を請け負っています。
8人以下のグループに対して80分の保健指導を仕事の依頼元のジムが用意してくれた資料に沿って、
メタボリックシンドロームについてや健診結果の確認をしながら適正カロリーやバランスの良い食事について説明します。
最後にそれぞれ自分に合った食事と運動、両方の目標を立ててもらい、それを報告書として提出します。
その後の60分の運動指導はジムの運動担当の方に代わりますが、一緒になって運動やストレッチをします。
市の特定保健指導担当の方、ジム側の担当の方と共に協力して仕事をしています。
運動分野のことも学べて運動指導にも大変役立ちます
○職場の雰囲気や環境は?
ジムでの保健指導とあって運動専門のスタッフと協力して進めていくことができるので
とてもやりやすいですし、運動分野のことも学べて運動指導にも大変役立ちます。
○苦労や困ったことなどはありますか?
始まったばかりの保健指導なので試行錯誤しながら取り組んでいます。
○仕事のやりがい
体重や腹囲の減少など数値で変化があった時はもちろん嬉しいですが、
それ以上に保健指導開始前と終了後にご本人がやってみてよかった、
これからも続けて頑張っていく!という声を聞けた時が一番うれしいです。
スキルアップしていく努力をしていきたい
○今後どんなことをやっていきたいですか?
保健指導本来の目標である支援終了後もその方が自ら健康に対しての意識が高まり、
行動をしていってもらう為には管理栄養士は単なる栄養の知識だけではなく、
カウンセリングやコーチング技術・コミュニケーション能力などいろいろなものが
必要とされると思います。最前線で活躍できる管理栄養士になれるよう
スキルアップしていく努力をしていきたいと思います。